「手洗いの方法」を教えるだけではなく、「手洗いという小さな行動とつながる、人や社会や未来」であることを示す歌とアニメーションを制作した。
2020年は、新型コロナウイルスの拡大により手洗いが当たり前の行動になった年。手洗いの方法を楽しく伝える動画もたくさん公開され、社会全体の衛生意識が高まった。新しい手洗い歌を制作するにあたり、私たちが大切にしたのは「つながり」ということの大事さ。一人一人の手洗いは、家族、友だち、社会につながっている。この「つながり」をみんなで意識することが、手洗い習慣を定着させることになると考えた。
もうひとつ大切にした「つながり」は、未来への「つながり」。歌という表現フォーマットは、一緒に歌ったり、ふとしたときに口ずさんだりすることで、人から人に、世代から世代につないでいけるもの。未来へと歌いつないでもらえるように、なるべく普遍的でタイムレスな「みんなの歌」にすることを心がけました。
また、物理的に接触できなくなってしまった時代に、せめて映像を介して握手をしてほしい、という願いから、スマホ2台で2人でつながれる仕掛けも用意した。
齋藤達也 (Abacus Inc.)
菊地晴夏
齋藤達也
高橋ヒロキ
永末茉莉絵
Abacus Inc.
LADER Production